最近ピンクの陽極酸化膜タイプのご購入が増えてきて、なんか腕前が上がったような気がする^ ^




チタンの電圧別酸化膜色
ピンクタイプの場、この見本で言うと75v〜90vの幅を使って酸化膜を形成するんですが...
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例えば75vに設定しても50vくらいの黄色しか付かないんです... ここで長く筆(ー)を擦り付けるとピンクにはなるんですが、鈍色になるのです。(黒が混じったようなピンク)
それもグラデーションにならずに、ムラのように見えます。





じゃぁこれどうやってるの?って感じですが!
イエロー、ピンクブルー、グリーンのグラデーションです☝️

綺麗な発色でしょ^ ^
これは95vまで電圧を上げて、目的の色目まで酸化膜が形成されたら筆(-)を離すんです^ ^;


しかもLEDでも蛍光灯でも、この色に見えないんです^ ^;




そう... 感です^ ^;

こんな鈍色ならイエローまできたな!

こんな鈍色ならピンクまで乗ってきたね!

こんな鈍色ならブルーか!

ブルーからもう少し厚みを乗せればグリーン...


と調子こいてると、汚ない黄土色のようになり薄黒い色になって、酸化膜を剥がしてやり直し...



この時の蛍光灯直下で撮影したモノがコレ!
ねくすんだ鈍色でしょ☝️
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蛍光灯を遮光したらコレになるんです^ ^;
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コレで酸化膜の厚みが 500Å〜700Å


オングストロームって読むんです☝️


1/10000um 


1umの一万分の1です^ ^;


1umが1mmの千分の1ですから、ミリで言うと


1mmの一千万分の1



イエローで500Å=0.05um=0.00005mm


国際単位に含まれていないのでので、おっさんの現役時代に、nm(ナノ)、pm(ピコ)の単位で報告しなければならないようになったんです^ ^;



そんな薄い膜なんかすぐハゲるんちゃうんと思われるかもですが、コレがまた強固なんですよ^ ^ アルミで、アルマイト処理とか言いますが、同じ陽極酸化膜でも基材がアルミ何ですぐに傷付きますが、チタンそのものが硬いので、1mくらいからアスファルトに落としても点々とよく見りゃ傷ついたかな? 程度です^ ^





話しがそれちゃった... よく脱線するわ〜



要はさっきの鈍色の変わり目で、筆を当てたり離したりして膜厚を上げているので、自然と膜厚にバラツキが出てグラデーションになるんです☝️



だから外でも変わります。


この時は薄い雲だ太陽にかぶってましたので、日陰との色目差が大きく無いんですが^ ^

日向
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日陰では、


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雲のない太陽光直では、鈍色になりますが、ベースをポリッシュしてるので、青空が写り込むんです☝️ あと白い雲と^ ^


鈍色ベースですが、太陽光が強いので薄黒も飛んで白っぽいベースになり、発色の代わりに青空と雲が写ってグラデーションぽくなります👏




これは青空に白い雲が写り込んでます。
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この時の外コーヒーも青空と白い雲が写り込んでます。ベースは単色水色です^ ^
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機械や自動化では出来ない加工で、手作業&経験値が必要で正しく唯一無二なんですよ^ ^



ツバメ三条製のチタンタンブラーで陽極酸化膜を付けてますが、単色あるいは二色のもがありますが、いかにも自動化で形成した膜ですね^ ^








しゃんしゃん












By ArukeOssan